南端の擂り鉢山以外は、平坦な島です。
名前の通り、火山島で、あちこち硫黄が噴出しているところがあります。
今から、56年も前に終わった戦争の、今では、その言葉さえ知らない人がいそうな、戦後処理が済んでいない島です。
小笠原諸島と一緒に返還になったものの、戦没者の遺骨収集、不発弾処理、島民の帰島など、すべて未解決の島です。
未だ、一般村民立ち入り禁止の島です。
関係者が、年に数回墓参に訪れるのが許されるだけの島でした。
今から、6年前、おがさわら丸が、年に一回墓参に航行することとなり、同時に、一部村民および、小笠原中学2年生が、行くことが出来るようになりました。
始めていった硫黄島は、とても美しい島でした。
でも、同行してくれた、関係者のお話を聞けば、それは、悲しいものばかりでした。
そして、現実にその場所に立てば、その思いは、一層身にしみました。
そんな島のことを、なんて書いたら許されるのか、心許ない限りです。
でも、ある時、島の子供が内地に進学したら、同級生が硫黄島のことなど名前すら知らない事を知り驚きました。
このページは、ほんの紹介です。
この島のことについては、たくさん本も出ています。
是非、ごらんになってください。
私は、「硫黄島の髑髏」という本には、感動しました。
髑髏をろうそく立てにしたという、一文ではなく、忘れることの出来ない重いものを背負った人の生き方にでした。
その他、「硫黄島・玉砕の記録」池宮商会出版部もインパクト強かったです。
良ければ、お探しください。
というわけで、ホンのご紹介です
右は、平和記念墓地公園です。 →
上陸すると、まずここで慰霊祭を行います。

↑ 訪問団は、このすぐそばへはしけで
上陸します
6月30日号
硫黄島!
父島から更に南下、北緯24度
硫黄島はとても美しい島でした。でも・・